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【関元】丹田・尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊

更新日:10月8日

こんにちは、はり灸sueru&YOGAです。

 

月刊つぼこの部屋ということで、毎月ひとつのツボを深く掘り下げてご紹介しております。

 

今月は【関元】丹田・尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊です。



総武線市川 京成線市川真間 鍼灸 不妊鍼灸 ツボ 

目次





【関元】ツボの位置

 

ツボ:関元 

読み:かんげん  

 

経絡:任脈経  

要穴:小腸経の墓穴   

場所:下腹部の正中線上・へその下3寸(指4本分)・

へそと恥骨の真ん中より少し下でよく凹むところ 

 

筋肉:白線   

運動神経:(―)

知覚神経:肋間神経前皮枝・腸骨化副神経前皮枝

血管:浅腹壁動脈・下腹壁動脈   






【関元を感じる呼吸法】

 

①3本の指を関元に置き、軽く押し込みます。

②押し込んだまま、腹式呼吸を繰り返します。

③息を吸い込んだ時に腹圧によって関元に置いた指が押し返される感覚を確かめます。

④1日10回程度、リラックス効果が高いので寝る前に行うのがおすすめです。

 

日々の練習により養われる感覚ですので、このような練習を初めて行った方はよくわからないかもしれませんが、くり返すことによって必ずわかるようになります。

 





【関元】お灸のやり方

 

・適度な熱さのお灸


・リラックス効果を期待する場合には週に3回程度行います。


・症状の改善を期待する場合には、毎日行います。





動画でチェック!YouTube「つぼこの部屋」


 






【関元】ツボの効果

 

関元のツボは丹田・尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊に効果的です。

 

尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊の方のお身体を拝見しますと、関元を押すととてもひ弱で、どこまでも手が入ってしまうような弾力性に乏しいことがあります。

 

そのようなお悩みの方以外に、加齢や病み上がり、お疲れが続いている場合で、関元を押して気持ちいいと感じる時には、体力が落ちている虚証の状態であるということが予測されます。

 




【関元】痛い時に考えられる症状

 

◆泌尿器系症状

#尿漏れ   

#頻尿  

#早漏

#遅漏 

 

◆生殖器系症状 

#不妊症   

#男性不妊症   

 

◆婦人科系症状

#月経不順

#生理痛

#月経困難症

#月経前症候群(PMS)

#月経前不快気分障害(PMDD)





【関元】お灸とツボ押し

 

「関元」のお灸のやり方

・適度な熱さのお灸

・1~3日に1度の間隔

 

「関元」の指圧による押し方

・イタ気持ちいいくらいの圧

・1~3日に1度の間隔

 




【関元】臨床の現場から

 

元気のかなめ、という思いの込められた関元は、とくに陽の気が不足している陽虚が原因と思われるお悩みには欠かせないツボです。

 

臍下丹田、丹田という言葉には気の源、気の塊のようなイメージをされる方が多いと思いますが、それはどこにあるのか、どうやったらわかるのか、言葉にしようとするとぼんやりしてしまいます。

 

丹田=関元ですので、へその下3寸(指4本分)に迷いなく手が置けたらOKです。

 

あとは【関元を感じる呼吸法】を参考に練習あるのみ、他人に答えを欲しがってはいけないのではないかと。

 

道しるべとしてお灸はいいですね。


とくに、腹圧が保てない、関元に置いた指を押し返せないような気が不足している方には、お灸の補気効果がとてもいいです。

 


 

 



今も昔も、男性には精の、女性には血のお悩みが存在し、お世継ぎ問題が重大課題であった折に鍼灸は活躍したのだろうなと改めて感じました。

 

婦人科や不妊鍼灸を長く行っていますが、ヒトとしての生命力、精や血の力が妊娠力と直結していると想像しづらくなっているのかなと思います。

 

コンクリートに囲まれた日々を過ごしていると、本能の欲の延長上に生殖があること、その時系列の上に自分も存在することをつい忘れてしまいます。

 

土や空や緑を毎日、生活の中で、すぐ近くに感じられることが理想的ですが現実はそうもいきません。


1日の終わりに丹田を感じてヒトとしての自分を取り戻してみてはいかがでしょうか。

 

 



まとめ【関元】丹田・尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊


 

【関元】は丹田・尿漏れ・頻尿・早漏・遅漏・不妊症・男性不妊に効果的です。           

 

とくに泌尿器関連、婦人科関連のお悩みでは、陽の気を補い、冷えて悪化しやすい症状に対してお灸をよく用います。

 

当院の鍼灸治療を受けにいらっしゃる方は、メインとなるお悩みはもちろんですが、養生意識が高く、全身状態のベースアップを求める方がほとんどです。


東洋医学の根本である養生の考えに生命力を高めてくれる関元のツボは欠かせません。

 

ぜひ、今晩から寝る前に【関元を感じる呼吸法】をお試しください。

 



 

 

参考資料)

代田文誌:鍼灸真髄、医道の日本社

教科書執筆小委員会:経絡経穴概論、医道の日本

劉公望・兵頭明監修:針灸学[経穴篇]、東洋学術出版

李世珍:臨床経穴学、東洋学術出版

兵頭明監修:ビジュアル版東洋医学経絡・ツボの教科書

藤本蓮風:経穴解説、メディカルユーコン

 

 


 

 [はり灸sueru&YOGA]

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 はり灸sueru&YOGA 犬塚志保

 

 

 

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